第4章:中共の忠誠者たち ― 政治家と経済界の癒着
政治家が誰に忠誠を誓っているのか
――この問いは、
今や日本という国家の命運に直結する。
近年、国会議員の中に
「日本国民の代表」とは言い難い動きを見せる者たちが散見される。
表向きは国民のための政策を語るが、
その実、忠誠の対象は別のところにあるのではないか。
特に、中国共産党(中共)との密接なつながりが
噂される議員たちの存在が、
陰に陽に日本の舵取りを歪めているとしたら、
それはもはや“外患”である。
中共との癒着が疑われる議員たちには、
ある共通点がある。
ひとつは「帰化人」であるという背景。
これはもちろんすべての帰化人が問題だというわけではない。
しかし、“生まれ”と“忠誠”は必ずしも一致しない
という現実がある以上、
「どの国を心から守ろうとしているのか」
という視点での確認は不可欠だ。
さらに、「背乗り(はいのり)」
――すなわち他人の戸籍を乗っ取ることで
日本国籍を得たとされる
人物についての疑惑も、根強くささやかれている。
政治家のみならず、
経済界にも中共との“パイプ”を持つ者は多い。
グローバル経済の名のもとに
築かれた中共との密接なビジネス関係は、
やがて政治献金という形で政策に影響を及ぼし、
やがて日本社会の在り方そのものをも変質させるに至った。
かつては日本企業の躍進を支えた
「経済界の政治参加」が、
今では日本の主権を外部勢力に差し出すための手段
となっているのではないか。
とりわけ危険なのが、ロビー活動とメディア操作である。
中共にシンパシーを抱くロビイストたちは、
巧妙に政治家へ圧力をかけると同時に、
メディアにも働きかけ、
報道の論調を変えていく。
「親中的な政策」や
「移民受け入れの正当化」、
「中国との友好」を強調する報道が増える一方で、
中共による人権弾圧や情報統制、
侵略的外交戦略についての言及は著しく減少している。
そして、「中共批判」を口にした政治家や識者が、
ある時を境に急にトーンダウンする現象も見逃せない。
これは、メディア・経済界・政界が連動し、
いわば“自己検閲”が働いている証左だろう。
中共の意向が、見えない形で日本国内の発言空間を制限しているのだ。
さらに深刻なのは、
国政の意思決定にまで影響を及ぼしていることである。
たとえば、安全保障政策において、
必要な法整備や防衛強化の議論が進まない背景には、
中共との摩擦を恐れた政治的配慮があると囁かれている。
中国に利するような“配慮”が、
結果として日本の防衛力を削ぎ、
国家としての脆弱性を招いているのだ。
この章の核心は、
「誰が日本の未来を握っているのか」という問いだ。
我々が選んだはずの政治家が、
実は外国勢力の代理人であったとしたら――。
それは、表面上の民主主義の裏で、
国家の主権が静かに失われていることを意味する。
今こそ問わなければならない。
日本の政治家たちは、
いったい誰のために働いているのか。
国民の生活のためか、
それとも中共の命令に従っているのか。
我々の無関心が、知らぬ間に
「忠誠の向き先」を見誤らせてきたのだとすれば、
その代償はあまりにも大きい。
中共に忠誠を誓う者たちの存在を明るみに出し、
真に日本を思う者たちによって
政治を取り戻す。
その第一歩は、氣づくことにある。
つづく。