【書籍紹介】「問題は右でも左でもなく下である ~時代への警告~ (ワニの本)」より

こんにちは、\Soujya です。/

タイトルにある本を
紹介します。

ご存知、
適菜 収(てきな おさむ)氏は
フリードリヒ・ニーチェの思想を
(フィクションの形などで)
解説する著作を多く
発表している作家で知られます。

今回、紹介する書籍も
「毒舌」的な部分もあったりし、
私には、読んで心地よく、かつ
痛烈に本質を突いているし、
だからこそ、現代の人間社会の
「絶望」を感じてしまう。
「絶望」という底辺について
この著書での向きは「下」を
指していた。・・・

著者である
適菜 収(てきな おさむ)氏の
コメントについて、見てみます。
amazonより

<引用開始>_________
私は性格的に学問的にも保守思想
(すなわち近代的理念・理想・
理性・合理主義に対する懐疑的な
姿勢)に馴染んできたので、
右翼や左翼、要するに理想主義者
とは相容れないところがある。
未来にせよ過去にせよ、理想郷を
設定するのが不可能な時代に
生きているということを自覚
できない時点で、やはりそれは
弱者の思想だと思う。
その前提の上で、半ば自嘲気味に
、あるいは戦略的に右や左を演じ
ている人々は面白いし、場合に
よっては知的な刺激を受けること
もある。
本書で扱うのは彼らではない。
「下」である。
右翼の底辺「右下」もあれば、
左翼の下層「左下」もある。
橋下という政治家もいた。
<引用終り>_________
「底辺」について書かれたもの。
つまり、我々庶民が
如何に「劣化」しているか。
ということになっている。

理想を掲げて主張しても
「劣化人」が大量に
製造されてしまえば、
無視されて、それどころか
掲げた理想の内容を
理解できないほど
多くの民衆が劣化しつくされた
のかもしれない。

さて、この書籍の
カスタマレビューより
見てみます。。。
<引用開始>_________
■適菜氏の毒舌溢れる
アグレッシヴな書き方に、感情的
な反感を覚える方が少なくない
のはわかる。私もかつては
そうだった。
ただ、「安倍政権とは
何だったのか」を読んで認識が
変わった。口汚いのは確かだが、
この国がこの四半世紀の間に
陥ってきた「没落の道」の本質を
、これ程に「無慈悲」に的確に
指摘出来る書き手は中々いない。
本書を含め、私は適菜氏の主張を
100%支持している訳では無いが
、彼の「伝えたい事」は、今まさ
に日本の人々が認識すべき事柄で
は無いか。

本書のタイトルは、これまでの
ような「安倍でもわかる」云々と
いった、「相手に中指を突き立て
る」挑発的なものでは無く、随分
淡々としているが、適菜氏が本書
で訴えたい事を端的に表している
。「はじめに」で著者は、
マーケティングで「下」の気分を
探り、プロパガンダで「下」を
動かす事で成り立っているのが
「今の政治」であると述べている
が、日本の政治家と有権者双方の
留まる事の無い「劣化」の要因を
実に鋭く抉った指摘だ。
「高邁な理想や、具体的な政策を
幾ら訴えたところで、『下』の
連中からの票集めには繋がらない
」と政治家もわかっているので、
「風」を起こし「雰囲気」を
盛り上げる事にばかり一生懸命。
それをダラダラ繰り返してきた
結果、今や「無能無策が明らかで
、この先も全く期待出来ない
与党」と「何が出来るのか、
やりたいのかすらよくわからない
貧弱な野党」という劣化しきった
選択肢しか残らなくなって
しまったのが今のニッポンだが、
それは結局は我々有権者の
自業自得であるという事だ。

適菜氏の著書をただの
「安倍批判本」と勘違いされて
いる方もいるようだが、決して
そうでは無い。「戦後の思考停止
と政治システムの崩壊の行き
着いた先が民主党政権であり、
その一番危険な部分、
ロクでもない部分を引き継いで
いるのが安倍政権なのだ」
(P.28)という指摘、
「安倍をひきずり下ろした
ところで、社会が病んでいれば、
この先も同じようなものが
持ち上げられるだけだ」
(P.20~21)という記述には、
著者が「日本の危機の本質」を
どのように捉えているのかが
端的に表されていると思える。
「安倍様にしがみついていれば
日本は良くなる」というのも
「安倍さえ引きずりおろせば
日本は良くなる」というのも、
どっちもどっちの
「同じ穴のムジナ」でしか無い
という事。

「政権与党が国民に何を約束し、
どれだけ『一心不乱に』
その約束を実行したのか」という
当たり前の「判定」すら
出来なくなっている日本の現状。
今の野党に政権担当能力がある
と本気で信じている人は
少数派だろう(安倍政権が
どれだけ失策をやろうが、
野党の支持率がサッパリ
上がらないのはその証拠)。
ならば尚更、自民党にはマトモな
政治を「実行」して頂かなければ
ならない筈で、それ故自公政権が
どれだけ国民との約束の実現に
本気で取り組んでいるのかという
チェックは欠かせないのに、
少しでもそれをやれば「反日」
「偏向」と罵る人がいる。
国会での討論の「根拠」とされて
いた筈の公文書が
「誰かの都合のために」改竄され
たり隠されたりしているという、
「国の根幹」を揺るがすような
大不祥事が発覚しても、
「そんなどうでも良い事よりも
『もっと大事な事』がある」
という人がいる。
これを曖昧に放置すれば、
権力者(それが「自公政権」とは
限らない)が自分勝手をする
ためには何でもアリ、という事に
なるのだが、これ程「根本的」な
事よりも『大事』な事とは
何なのだろう。
こういう事を
「バレなけりゃ何やったって
構わない」と言わんばかりに
平気でやるような人々に、
果たして「大事な事」を無条件に
任せていて良いのか、
と全く不安にならない
のだろうか。
「改憲」議論にしても
「憲法=9条」と言わんばかりの
単純化されまくった「議論」しか
出来ず、
「改憲したら日本は戦場に
なるから」護憲しろ、とか
「GHQに押し付けられた
憲法だから」改憲しろ、とか
肝心な憲法全体の具体的な
議論は放置したまま、
「感情」で改憲の是非を
「判断」しようとしている。
こんな体たらくで改憲しよう
なんて10年早くないか。

著者はこうした
「日本の劣化の本質」を繰り返し
警告し続けている。しかし、
本書からはもはや
(第1章の「そろそろ日本は
おしまいではないか」という
タイトルが象徴的だが)
「これだけ危機の本質が丸出しに
なっており、それを何度も指摘し
ているのに、もう手遅れだね」と
いう著者の「諦観」のようなもの
すら漂ってくるのは何やらうら
寂しい。「右」も「左」も
そろって身内同士のレッテル貼り
合戦に一生懸命。
そして仲良く一緒に没落していく
この国の「病巣」に対する著者の
警告を、我々はもっと真剣に
受け止めるべきだ。

■ここまで切れ味の良い時事評論は
他にないと思います。
古典から現在・未来を
読み解いていく手法は
さすがだなと思います。
ただこの本を読んだ結果
わかることは…もう
日本は終わりです。
どうしょうもありません。
残念ながら。
なので気が小さくて
鬱病になっちゃうかもしれない
人は読まないほうがいいです。
よくそういうこと言うと、
暗いだの未来を信じろとか
言う人がいるのですが、
例えば、調子が悪いから
色々な検査をして病気を
詳しく見た結果、
癌の末期で余命数ヶ月って
普通にあることです。
詳細に調べれば
調べるほど処方箋がない
ことがわかります。
この本はそう言う本です。
ただ悲しいのは
自分の子供世代に立派な
国を引き継げないことです。
しかしこれも
仕方ないのかな。
第二次世界大戦中に
生まれる子供もいるんだしね。
合唱

<引用終り>_________

まさに、前半は
私も同感のレビュー。

結論は、
「我々庶民が自覚を失った」結果
現状のような政治・経済・社会に
なってしまった。
ということでしょう。

なので、庶民が自らその原因を
見つけ、つぶし、改め
信念を持って、行動しなければ、
日本人や世界の多くの市民は
「劣化人」や「廃人」になり
(すでになってるかも)
果ててしまうのです。

そうならない、一番の策は
「覚醒のための教育」しか
ないと思います。

ちなみに、心ある
作家たちが、昔から
守っていたものが
あったんです。
小林よしのり氏が
インタビューに答えています。
http://www.gentosha.jp/articles/-/9905

では、また。


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